薬剤師の話

【解説】学部の決め方の一例

現役の病院薬剤師が教える、薬学部を選択した理由

 

進路で悩んでいる中高生の方々に、進路の決め方の1つとして私の学部選択方法を紹介します。

これを見れば進路で悩んでいるあなたは自分の進路の決め方に自信が持てるか、気が楽になると思います。

私は高校生の頃は部活優先、勉強はそこそこで、遊び呆けており、大きな夢もなく、将来したいこともないような中途半端な学生でした。そんな私がどのような思考で薬学部を選んだのか紹介します。

高校時代の私の考えですので、かれこれ10数年前になり、うる覚えなところもありますが、薬学部に決めた理由は、大きく3つありました。

消去法

私は理系でしたので、理学部や工学部、農学部などが選択肢に上がりましたが、どれもパッとしないなーと思ってしまいました。今思えば大学で好きなことを勉強して、その後に仕事を考えるで良かったのですが、当時の自分には学部選択=仕事選択となっていたので学部の選択は難しかったです。

特に理学部、工学部、農学部、ましてや文系の学部は先の仕事が全くイメージできなかったので選択肢に上がりませんでした。そのため医学部、歯学部、獣医学部、薬学部、看護学部に絞られまして、ここから薬学部を選ぶのに時間はかかりませんでした。

まず、医・歯・獣医は偏差値が足りないし、そもそも強い目標では無いので絶対に私では受からないと思っていました。

そして看護師は女性の仕事、と当時は考えていたので消去法的に薬学部が残りました。

消去法で選んだ薬学部ですが、当時思っていたのは、薬学とかわからないことしかなかったのでミステリアスで博識な印象を抱き、すごく興味を持ったのを覚えています。

 

母親の仕事

母親が登録販売者で一般医薬品などをよく扱っており、私には薬が身近なものでした。登録販売者とは一般医薬品を販売するための資格です。(登録販売者の制度ができたのは2009年であり、それ以前は薬種商販売業者と呼ばれていました。)

薬といっても一般医薬品だったり健康食品・サプリメントがそうなのですが、私の家では薬がいつも置いてありました。

そのためビタミンCやら葉酸やらの薬を飲んだり、風邪症状などあればすぐに薬を飲んでいましたので、薬に対しての抵抗感などはなく身近に感じていました。

そして当時は、健康なのは薬のおかげなんだ!と思っていましたし、薬を飲めば病気は治る!と思っていました。(今考えれば薬だけの影響とは思いませんが)そのため薬に信頼感を寄せていました部分もあったと思います。

また母親の仕事は薬の相談を電話で受けたり、薬の配達を行なったり、薬の管理などをしていましたが、基本的には人と接する仕事でした。

母親の仕事をよく観察していましたが、印象に残っているのは感謝される姿です。「あの勧めてくれたドリンク飲むと調子よかった」とか「いつも助かるわー」とかを聞いていたので、人から感謝される仕事に就きたいとなんとなく思っていました。

 

国家資格

母親は登録販売者でした、そして父親は教員だったので比較的安定した職に就いており、私も安定した仕事がいいのかなーとぼんやり思っていました。

そして私の性格上あまり冒険するタイプではなかったので、学部、仕事を選ぶ上で、より『安定』がキーワードになり、安定=国家資格の公式が私の中で出来上がりました。

また無知だった当時の私の中の安定した職種といえば、教員、公務員、医療系くらいしかありませんでした。理系でしたので自然と医療系に心が流れたのですが、上記の理由もあり薬学部に決めました。

 

まとめ

私は以下の方法で学部選択をしました。

①消去法的に探す

やりたくないことを探すと、やりたいことが見えてきます。

②自分の周りの人間を見る

周りのよく知る実例を見ると、よりリアルな理想の未来の自分の姿が想像できます。

③資格の取得

このご時世なので、資格・免許はあって損はないです。

 

私の学部の決め方は、消去法で候補を絞った後に理由付けをしたようなものです。そこそこテキトーに決めました。この時の私は目標がなかったのでこのくらいの決め方が良かったのだと思います。

しかし今になって思うのは、学部選択=仕事選択ではないと思います。医療職は資格を取るために大学に行く必要がありますが、行った学部に関係ない仕事に就いても良いと思います。私の周りにも薬剤師の資格を持ちながら全く関係ない仕事をしている人は沢山います。

 

私は強く希望した学部ではなかったですが、1つ目標が決まると勉強に精が出ました。何か目標があると人は行動します、これは間違いありません。皆さんにも目標が見つかることを祈ります。

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